関西の私立大学医学部医学科おすすめ一覧

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関西の私立大学医学部医学科おすすめ一覧

関西エリアには、全国的にも評価の高い私立医学部が数多く存在します。それぞれが独自の教育方針やカリキュラムを持ち、単なる偏差値の高さだけでなく、どのように医師としての力を養うかに大きな違いがあります。「どんな医師になりたいか」「どんな学び方をしたいか」から志望校を選ぶことで、6年間の学びがより充実したものになります。


本記事では、大学教育について10年以上にわたり徹底的に研究した専門家が、「入試の難易度」だけでなく、「実際に入学後どんな勉強をするのか」「臨床実習はどれくらい充実しているのか」「どんな研究分野を持っているのか」といった学びの中身に注目。大阪医科薬科大学・関西医科大学・近畿大学・兵庫医科大学など、関西を代表する4校を中心に、それぞれの教育特色や研究体制を比較・解説します。


大阪の医学部受験を考える受験生の理想の将来像を描くうえで、この記事が進路選びのヒントになれば幸いです。


大学名 向いているタイプ 特徴キーワード
大阪医科薬科大学 探究心・人間性重視型 医薬看連携・思考力・倫理性
関西医科大学 臨床志向・共感型 思いやり・現場主義・慈仁心鏡
近畿大学医学部 主体性・論理型 テュートリアル・探究・グローバル
兵庫医科大学 協働・地域貢献型 チーム医療・IPE・倫理教育



大阪医科薬科大学医学部

大阪医科薬科大学


大阪医科薬科大学(Otsaka Medical and Pharmaceutical University)は、2021年に大阪医科大学と大阪薬科大学が統合して誕生した医療系総合大学で、医学部・薬学部・看護学部を備えています。


医学部は早期から臨床実習に取り組むことで医療現場を実感しながら学ぶことができます。また、「アウトカム基盤型」の新カリキュラムを導入しており、卒業時に求められる能力(コンピテンス)を軸に、専門知識・技能だけでなく人間性やチーム医療での協働性を重視する構成となっています。


学費は私立医学部としては平均的な水準で、6年間合計で約2,841万円ほどとされ、奨学金制度も用意されています。また、医学部・薬学部・看護学部の連携教育(医薬看融合教育)を通して、異なる立場の医療専門職を理解し合う姿勢を養うことも重視しています。


高校生としては、単なる知識の詰め込みだけでなく、探究心・思考力・人間性を育てながら、将来「医療人」としてどのように社会と向き合いたいかを意識して準備することが、この大学を目指すうえで大切です。


おすすめタイプ

探究心が強く、学問と人間性をバランスよく磨きたい人

  • 医・薬・看が一体となった「チーム医療教育」や「アウトカム基盤型カリキュラム」が特色。
  • 座学だけでなく、自分の考えを言語化・議論する機会が多く、思考力・倫理観・人間性を重視。
  • 医療の本質を深く理解したい、将来教育・研究職にも関心がある人に向く。


関西医科大学医学部

関西医科大学


関西医科大学(かんさいいかだいがく)は、大阪府枚方市に本部を置く私立大学で、1928年創立。医学部医学科は、「慈仁心鏡(じじんしんきょう:思いやり・慈しみの心)」を理念に掲げ、倫理観・人間性を重視する医療人の育成をめざしています。


6年間の医学教育では、基礎医学から臨床医学まで段階的に学び、早期から臨床実習を取り入れた「現場主義」の学びが特徴です。また、附属病院(関西医科大学附属病院)は、総合診療科や先進医療領域を備え、学生の教育・研修の場として重要な役割を担っています。


入試については、定員や選抜方式に多様性があり、一般選抜・推薦入試・共通テスト併用型などを組み合わせて募集しています。学費は6年間でおよそ2,100万円前後とされ、2022年以降に大幅な学納金の見直しがなされています。


高校生にとっては、ただ学力を高めるだけでなく、探究心・思考力・チームでの協働力・コミュニケーション能力を磨くことが、関西医科大学医学部を目指すうえで重要な準備になるでしょう。


おすすめタイプ

臨床志向が強く、人との関わりを大切にできる人

  • 建学の精神「慈仁心鏡」のもと、思いやりと倫理観を備えた臨床医育成に注力。
  • 早期臨床実習・附属病院の規模も大きく、現場感覚を重視した教育。
  • 患者やチームとの信頼関係を築ける医師を目指したい人におすすめ。


近畿大学医学部

近畿大学医学部


近畿大学医学部は、私立総合大学である近畿大学の医学系学部・研究科で、「個性に寄り添った成長」と「グローバルな医療人の育成」を掲げています。


特徴・教育方針

・少人数制教育を重視し、教員と学生の距離を近く保つことで学習効果を高める環境づくりをしています。
・カリキュラムでは、テュートリアルシステムや クリニカルクラークシップ(臨床実習) を取り入れ、課題発見・問題解決型の学びを重視。実践力やコミュニケーション力を育てつつ倫理観も養います。
・1年次から基礎医学分野の学習を始めることで、早めに医学の核心部分に触れられるよう設計されています。


キャンパス・関連情報

・現在の医学部・附属病院は、大阪府大阪狭山市にありますが、2025年11月に「おおさかメディカルキャンパス SAKAI, IZUMIGAOKA」へ移転予定で、地域と連携する先進的な医療空間を目指しています。
・臨床研修については、近畿大学病院が基幹型臨床研修指定病院として位置づけられており、卒業後の研修体制も充実しています。


近畿大学医学部を目指すには、単に知識を詰め込むだけでなく、自分で疑問を見つけ解決する力、チームで動く力、そして人間性を養うことも大切です。少人数教育を最大限活かして「なぜ・どうして」を追い続ける姿勢を持ち、日頃の学びを深めていきましょう。


おすすめタイプ

論理的思考力があり、主体的に学びたい人

  • 少人数制×テュートリアル方式を導入し、自ら考え・議論・行動する学びが中心。
  • 医学知識だけでなく、課題発見力・プレゼン力・英語力も重視。
  • 新キャンパス移転(2025年予定)により、先進的な医療環境で学びたい人にも最適。


兵庫医科大学医学部

兵庫医科大学


兵庫医科大学医学部は、兵庫県西宮市に本部を置く私立医系総合大学(医・薬・看護・リハビリテーションの4学部)に属する医学教育機関です。


大学は「社会の福祉への奉仕」「人間への深い愛」「幅広い科学的理解」という建学の精神を掲げ、知識・技能だけでなく人間性と倫理性を重視した医療人を育成します。教育内容では、学部の枠を超えたIPE(多職種連携教育)を第1学年から段階的に導入し、医師・薬剤師・看護師・リハビリの学生が協働して学ぶ機会を重視します。また、少人数のグループで演習を進める「チーム基盤型学修(TBL)」や、学部合同の「チーム医療論演習」などを通じ、問題解決能力・協調性を育む工夫もされています。


医師国家試験への対策も手厚く、近年の卒業生の国家試験合格率は非常に高い実績を示しています。また、附属病院での臨床実習体制が充実しており、在学中から実践力を磨く環境があります。


高校生向けに伝えたいこととしては、兵庫医科大学医学部は「医学知識を学ぶだけでなく、他の医療職と対話できる力」や「自ら課題を見つけて解決する力」、そして「倫理観・人間性」を日ごろから意識して育てることが、入学後に強みになるという点です。


おすすめタイプ

チーム医療や地域医療に関心があり、人との協働が得意な人

  • 医・薬・看・リハ合同のIPE教育(多職種連携)を1年次から実践。
  • 協調性・倫理性・問題解決力を養うプログラムが豊富。
  • 将来、地域医療や総合診療などでチームをまとめる立場を目指す人にも向く。
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